ホワイトブラックネイビーズ

正直に言うと、まだ方向性が決まってないんです。

心の琴線に触れた日本語ラップ。「唾奇 - Walkin」

f:id:samponari:20200717210310p:plain

"唾奇 - Walkin"より

私は好きで日本語ラップを聴いている。

 

確か小学5年生の頃からのめり込んで聴くようになっていったと思う。

 

鳥肌が立つほどに、自分のつらい心境を言語化したような曲に出会っては心の支えになってくれたり、励まされたり、そんな曲がたくさんある。

空高く抜けていく青空のような、明るく楽しい曲ももちろん大好きだが、人生を振り返ってみると、印象に強く残っているのはあとから感傷に浸れるような曲が多かった。

 

日本語ラップ、言い換えるとhip hopというジャンルは未だにマッチョイズム的なイメージや、不良とかが聴く音楽でしょ?とか聴いてみるフェーズまで到達する人が少ないように感じる。

 

もちろん違法薬物や、大麻などの使用をほのめかす曲も少なくない。

 

しかし、普段テレビや大きなメディアで取り扱われない日本語ラップの曲には、聴くきっかけさえあれば、その人の心の琴線をゆらす名曲が、その後の人生の彩りになるような音楽が在ると確信している。

 

という前置きはここらで切り上げて。

 

つまるところ私が個人的に「ジーンと来るなぁ」とか「この人も辛いことがあって、それを昇華して歌詞やメロディーに反映させたんだろうか」とかいろいろ考えさせられるし、思わず口ずさんでしまうような曲を紹介したいなってだけの話なんです。

 

ちまちま今後定期的に感想を交えて紹介できればなと思っとります。

 

youtu.be

唾奇 - Walkin

「この一生、<ありがとう>素直に言えるまでまだ時間がかかる」

このリリックがすごく印象に残って、自分の人生と重ねてしまって、切ないことを思い返して軽く憂鬱になったんですが、「まだ」って言うことはこの先「ありがとう」って心から思えるような生き方にする、または、したい!って希望の余地が在るところが良いなと思いまして。

なにかと女性関係で切なくなるようなリリックを曲中で登場させる唾奇さんですが、このPVでも「あぁ、タバコを吸って吐いただけなのに絵になるわぁ・・・」って思うような二枚目なんですよね。

なので女性とのトラブルが多くなるほどすごくモテていたんじゃないですかね。

「あいにく他人の幸せに共感は持てない病気の一種」

ここも個人的に、唾奇さんの過去にやりきれない事情があったんじゃないか、とか考えてしまってセンチメンタルになります。(わるくない気分ですよ)

悲しい時寄り添ってもらえた曲で真っ先に思い浮かんだのがこの曲だったんです。

ラップの後ろで切なげに流れるピアノのトラックが良いですよね。

チッチッチッチとドラムのリズムも焦燥感を煽るようで、この曲全体のやり場のない悲しみとか、または怒りとかを表現してるように感じました。